論理的に考えていく為の考え方

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論理的に考えていく為に必要な事は?

 

世の中の決まりごとは、ほぼ論理的に考えられて作られています。論理的というのは「○よりも△の方が優れている」という事を、「なぜ△の方が優れているのか」を確かな根拠で合理的に説明できることと言えます。

 

論理的とは、「他者が理解できるように考える」ということであり、「独りよがりではなく他人が理解できるように考え、また伝える事」が、論理的に考えるという事の意義と目的となります。

 

 

論理的に考えていく事の目的は、問題や課題の解決をするため

 

論理的に考えるという行為は、「相手に対して根拠に基づき明確に何かを伝えるためである事」と、「自分自身に対して物事をより深く納得するためである事」という、2つの面で必要となります。

 

どちらも目的は問題や課題の解決であり、何らかの課題に対しての結論を「根拠を持って導いていく」という事なので、説得したいという課題(目的)が明確である必要があります。この部分が曖昧なままだと、論理的に考えていく事も、伝えていく事もできません。ですからまずは、「何が問題なのか」という事を、相手にも自分にもハッキリと示していく事が大事です。

 

また論理的に考えていくという事は、相手を言い負かしたり、自分の立場を押し付けたりするためではありません。相手の立場に立ち、また相手を尊重し、共通の物差しを探しながら歩み寄る事です。

 

論理的に考えようとするときに重要なのは結論

 

論理的に考えようとするとき、結論が「明確なのか」「不明確なのか」のどちらなのかをハッキリさせる必要があります。なぜなら最初から分かっている場合と、分かっていない場合とでは、過程が大きく変わっていくからです。

 

対相手との論理的な話し合いで結論が明確な場合は、相手に理解をしてもらう事が目的となるため、「根拠づけ」が何よりも重要となります。つまり相手が納得できるような理由を考える事が、この場合の「論理的に考える」という事になります。

 

一方で結論がわからないときは、基本はその課題に対して現状を分析し、原因を見つけ出しながら様々な可能性を探っていく事となります。そしてそこから結論を導き出す時は、「決断」という行程も必要となります。更にその決断に至る為の様々な判断基準や検討が必要となります。

 

結論が無い場合は、この途中の過程にとても労力を使い時間もかかります。ですから相手と論理的な話し合いをする場合、相手と共有できる根拠づけや理由づけを考えていく事がキーポイントとなります。

 

日本人は論理的に考えるのが苦手!?

 

日本人は欧米人に比べて、論理的に考えるのが苦手と言われており、実際に論理的に考えていく事が苦手な人は多いです。

 

日本には元々「論理」という概念が無かったようで、明治に西洋から「ロジック」という言葉が入り、その訳語として「論理」が考えられました。つまり輸入された新しい概念なのです。

 

また日本と西洋では、根本的に物事に対する捉え方が違います。西洋では宗教の影響が強く、主語がハッキリとしていて、自分と他者を明確に区別し、他者との違いを際立たせて、自分の存在意義を示していきます。

 

しかし日本では、自分と他者を明確に区別するような事はあまりせず、「あなたと同じです」というような同調性を強調し、「和」を保っていこうとする文化の特徴があるのです。ですから日本人の場合、論理的な思考を意識していかないと身に付いていかないのです。

 

論理的の反対に位置するのは「感情的」

 

論理的の反対に位置するのが「感情的」です。話し合いでよくある失敗が感情的になる事です。感情的になる事は悪い事ではありません。時として感情や受容を大切にする場面もあります。

 

しかし人間は感情的になると、いささか冷静な状態ではなくなります。そのため自分が本当に伝えたいことが上手く伝えられなかったり、相手に様々な誤解を生み、当初の問題解決のための話し合いからは、どんどん離れていってしまいます。

 

ですから時と場合によって使い分けなければいけないし、多くの場合において問題を解決するためには、感情的でいるよりも論理的な考えを持って話し合いをする方が平和的となります。

 

「論理的」と「理論的」は似ているようで全然違うもの

 

「論理的に考える」とよく似た言葉に、「理論的に考える」というのがあります。両者は似ていますがまったく意味の違うものです。

 

「理論的に考える」というのは、何か決まった物理的な法則に基づく絶対的な基準に沿った考え方です。一方で「論理的に考える」というのは、目的を持ち根拠づけを行いながら、自ら結論に導いていく過程の事を言います。

 

「論理的に考える」という事では、確かな根拠づけがとても重要となります。なぜなら自分と他人は同じではないので、当然、意見も違い、共通に理解し合えるところまで深く掘り下げていき、しっかりと説明をしていかないと伝わらないというのが大前提にあるからです。

 

 

※論理的な考えについては、「物事を効率的に考える「論理的思考」」の記事でも詳しく書いていますので、良ければご参照してください。

 


 

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