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なぜ簡単な事を複雑にしてしまうのか

 

物事の単純な事は「退屈」と感じたり、「くだらない」と思っている人がいます。このような人は簡単な仕事を引き受けても複雑にしたり、直接アプローチした方が良い事でも、敢えて手の込んだ事をしたりします。

 

何かにつけてわざわざ難しくしてしまう人というのは、より大きな満足感を得たいという心理が、物事を無理にでも複雑にしていくのです。また過程が困難であればあるほど、達成感はより大きくなります。

 

達成しても大したことでは無いように思えるものには、結果よりも努力した事に対して、達成感や誇りを膨らませるようになります。またあえて難しく手の込んだことをするからといって、自信に満ち溢れているというわけではありません。実際には自信も自尊心も低い傾向にあります。

 

自信も自尊心も低い人というのは、簡単な事が退屈と感じるわりには、最初から困難と感じる事は引き受けません。あくまでも自分自身を試す事などにならない、簡単な仕事を難しくすることによって、やりがいを感じ満足感を得たいからです。

 

ここでは自信の無さや自尊心が低い事が起因する思考癖を紹介していきます。

 

 

褒められると居心地が悪くなるワケ

 

褒められた時にどう反応するかによって、その人の人間性が分かります。褒められたことを否定してしまう人は、自分にはそれだけの価値がないと思っており、自尊心が低いため褒められることを切望している一方で、拒絶してしまいます。

 

日本には昔から「謙遜」という美学があり、この慣わしのために素直になれないという人もいます。しかし相手が心から褒め言葉を言ってくれた時に、謙遜をするのは逆に失礼な行為です。

 

無意味な謙遜よりも、素直に「ありがとうございます」の方が礼儀正しく、相手も気持ちが良いのです。褒められることが苦手という人は、自分から「心を込めて褒める」という事を実践していきましょう。

 

架空の特殊能力に憧れるワケ

 

「人の心が読めたらどんなに良いか」「テレパシーを使いたい」「瞬間移動が出来るようになりたい」「透明人間になりたい」など、時に空想上の事にモノふける事や、憧れたりすることは誰にでもある事です。

 

しかし憑りつかれたように、そればかりを考えるようになると、深層心理に何かしらの問題を抱えているのかもしれません。

 

このような人は他人と対等に競争する事ができないと感じ、「特殊能力があれば自分が優位に立てるという」心理が働いているからであり、自分の自信の無さからくる無力感を強く抱いています。その為、現実世界ではどうにもできないことを、何でもできる夢の世界へと逃避してしまうのです。

 

自信の無さや無力感を手放すには、まずは小さなことでも、自信につながるような事を始めていくしかありません。また過去に自信を無くすような出来事があったのなら、今なら自分はどうできるかという事も考えてみましょう。

 

 

自分自身に厳しくしてしまうワケ

 

「ベストを尽くしても出来が悪いと自分に腹が立つ」「自分の不甲斐なさに腹が立つ」など、誰でも少なからず自分に腹が立つことはあります。

 

しかしそれが過剰になってしまう人は、自分自身や他人が押し付けた非現実的な理想や期待に対して、深層心理の中では「追い立てられている」のかもしれません。

 

自分のしている事と、しなくてはいけないと思っている事の間には大きな「溝」があり、この溝がある限り自分が達成したことや、あるがままの本当の自分を見る事ができないのです。これを続けていると次第に自信はどんどん失われていき、ますます本来の自分を見れなくなり、理想ばかりが大きくなってしまうのです。

 

自分に厳しいのも大事ですが、必要以上に厳しくしても、物事はうまく回らずヤル気も起きません。もっと自分の事を褒めて、自尊心をしっかりと確立していきましょう。

 

自己主張が必要な場面でできないワケ

 

時に自分の主張が必要な場面があります。しかしそんな時に言いたいことが言えないのは、自己主張をする事で厳しく責められたり、トラブルになったりするのではないかという根本的な不安があるからです。

 

自己主張ができるかどうかは、主張する事があるかどうかではなく、口に出せるかどうかの問題にすぎません。つまりどの程度の自己主張が出来るかは、自分にどのくらいの価値を置いているかという事です。

 

自分の価値を高く評価している人ほど、自分の権利を最大限に主張するのは当たり前だと思っています。

 

自尊心が低い人の自己主張は攻撃的

自尊心が低い人でも、自己主張はします。しかし本来、自己主張とは「自己愛と自分の幸福を育みたい」という思いからくるので、自分の価値が低いと思っている人の自己主張は、怒りや不安が前面に出て、攻撃的な主張となりやすいのです。

 

自己主張は度胸も必要ですが、普段から自尊心を高めておく事も大事です。なぜなら自己主張をする際に、攻撃的ではなく冷静に的確に主張を伝える事ができるからです。

 


 

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