知識と感情を司る記憶系統のトレーニング

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記憶力をアップさせたいなら思考系統と感情系統をリンク!

 

脳の中心部には、記憶の蓄積に深く関係する「海馬」という器官が、左脳と右脳それぞれに存在します。記憶系統はこの左脳と右脳の海馬の周囲に位置し、左脳側は言語の記憶、右脳側は映像などの記憶を司っています。

 

記憶には、思考系統と密接な関係である「知識の記憶」感情系統と密接な関係である「感情の記憶」の2種類があり、それぞれに記憶の経路が異なります。

 

記憶系統が発達している職業としては、通訳や歴史家、医者、弁護士などが挙げられます。いずれも豊富な知識が必要な職業であり、「頭が良い人」のイメージがありますが、それは間違いです。

 

記憶系統を鍛えていくには、単に記憶力をつけようとしても鍛える事はできません。なぜなら記憶系統は、知識と感情を連動させて初めて刺激を受けるからです。ですから関係性の強い思考系統と感情系統をリンクさせて、記憶できる状況に持っていく事が重要なのです。

 

 

前日の出来事を3つ覚えておく

 

その日の出来事を忘れてしまうという事は、通常であればそうそうない事ですが、1日前や3日前というように時間が経過していくと、思い出すのが難しくなってきます。特に些細な事ならあっという間に忘れてしまいますよね。しかし記憶力が強化されると、5日前の事でも鮮明に記憶しておくことが出来るようになります。

 

その為の訓練方法として挙げられるのが、朝起きたら、前日の出来事を3つ思い出します。なるべくどうでもいい内容ではなく、覚えておいた方が良い内容にします。

 

この作業を翌朝に行うのは、詳細を思い出しづらいというのがねらいです。思い出せないことが多いほど、そこに記憶をたぐり寄せる必要が生まれ、記憶系統を大きく刺激する事になるからです。

 

その際に単に思い出すだけでなく、思い出すための目的をハッキリさせること(例えばダイエットするために「食事内容を思い出す」というような)、また思い出した内容を記録などに残し、数日後に検証する事で強化されていきます。

 

毎日3つずつ思い出していくだけで、情報として蓄積されていき、記憶の引き出しが増えていきます。

 

声に出したり同じ動きをして覚えていく

 

何かを覚えていく際に、声に出してみたり、実際に同じ動きをしてみたりする事はとても大事な事です。

 

スピーチの原稿を覚える時、劇のセリフを覚える時、歌の歌詞を覚える時、英単語を覚える時など、いわゆる暗記をする場合には、いずれもただ字だけを追っていたり、あるいは聞いてたりするだけでは中々覚えられません。しかし声に出していく事で、不思議と覚える事ができたという経験は、誰にでもあると思います。

 

またダンスや楽器演奏などを覚える時には、同じように身体を動かしていく事で、覚えていく事ができます。

 

このように覚えたいことを繰り返し声に出していったり、身体を動かしていく事で、情報が脳内に確実に定着していき、記憶の中にしっかりと刻まれていきます。

 

将来のビジョンをシミュレーションしていく

 

記憶力とは、「過去に覚えた事を必要に応じて引き出す力」だけの事を、指すものではありません。未来に向けて思い描いたイメージを、随時引き出していく事も記憶の力なのです。将来のビジョンを明確に持つという事は、「未来の記憶」を創造する行為であるので、記憶系統に大きな刺激を与えていきます。

 

自分が「こうなりたい」という姿を思い浮かべ、それを書き出したり、繰り返し誰かに伝えたりすることで、そのイメージは確固たる情報となり、脳内に記憶されていきます。そうすると様々な場面において、「自分は理想の将来のために、ここではどのように行動すべきか」と考え、その都度蓄積された情報を引き出しながら、行動をするようになります。

 

つまり「こうなりたい」と強く念じれば念じるほど、そのイメージが記憶から引っ張り出される頻度が多くなるという事です。またこのような動きは、記憶系統ばかりか脳全体をも刺激し、理想を実現しやすい脳に変化していきます。

 

自分の発言とその時の場面を思い出す

 

毎日、人は考え抜いた言葉であったり、その場の思い付きで言った言葉であったりと、様々な言葉を発言しています。しかしほとんどの場合において、しっかりと覚えているという事は少ないのではないでしょうか。

 

記憶系統のトレーニングとして、毎日の自分が発言した言葉を、一日の振り返りとして思い出してみます。思い出す言葉は、その日良くも悪くも一番印象に残った言葉にします。そして自分が発言した言葉だけを思い出すのではなく、その時の場面も明確に思い出していきましょう。

 

言葉だけではなく、関連する場面も映像として思い出していく事で、左脳と右脳の両方の記憶系統が、通常よりも活性化していきます。

 


 

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