一生涯成長していく感情系統のトレーニング

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一生涯にわたって育ち続ける感情系!

 

感情系統は、脳の前頭葉から脳の奥深く、感情を左右する「偏桃体」という場所に繋がっています。この偏桃体は感情系統の中心的な場所です。感情系統の左脳側は、「私はあなたが好き(嫌い)」というように、言葉を使って感情を刺激しますが、感情系統の右脳側は、「好きかもしれないし、嫌いかもしれない」とまだ決定していない漠然とした感情が刺激されます。

 

感情系統の最大の特徴は、一生涯にわたって育ち続け、さらに老化も遅いことが挙げられます。感情系統が発達しやすい最もな職業は俳優業です。俳優さん達は年齢を重ねるごとに、縁起に円熟味が増していきますが、これも感情の表現力が発達し続けているからにほかなりません。

 

感情系統は思考系統と相関関係にあり、特に思考は感情の影響をもろに受けます。ですから感情の起伏が激しい人は、思考も不安定にさせます。

 

自分の感情をハッキリと示す事は大事な事です。しかし感情が不安定では、思考は冷静な判断ができなくなり、その結果、周囲へ悪影響を与える事にもなってしまうので、感情系統をしっかりと鍛えて、穏やかな気持ちを維持する必要があります。

 

ちなみに脳では知識を得る場所と感情をコントロールする場所は違います。ですので、「頭がいい=心が豊かな人」とは必ずしもなりません。

 

次からは感情系統を鍛えるトレーニング法をご紹介します。

 

 

毎朝「何があっても怒らない」と言葉にだして言う

 

誰でも些細な事ですぐ怒ってしまうような人には、なりたくないと思うでしょう。そうならない為にも簡単にできる方法として、朝起きたら「何があっても怒らない」「人には優しく」と自分に言い聞かせていきましょう。

 

「えっ?たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、これだけの事でも超前頭野という部分に「目的」を与える事になり、思考や感情の些細な変化に惑わされることなく、穏やかな状態で過ごす事が出来るようになります。

 

超前頭野ってなに?

脳には「超前頭野」という部分があります。身体に何らかの不調があった場合や、怒ったり興奮したりといったストレスがかかった場合、ここに多くの血液が流れ込みます。これはつまり「頭に血が上る」といわれる状態です。感情系統はこの超前頭野の影響を受けやすいのです。

 

怒る理由よりも別の事が起因している事もある

人によって怒る理由は様々ですが、些細な理由ですぐカッとなったり怒る人というのは、怒る原因となる理由そのものよりも、別の事が起因となっている事があります。

 

例えば「疲れている」「肩が凝っている」「歯が痛い」などの、体調不良が隠れた要因となっている事が実は意外と多く、怒るべき理由はあくまでもキッカケにしかすぎず、体調が悪いと思考力が低下し、さらにそれが基で感情がブレやすくなり、怒りや不満の感情が出やすくなるというわけです。

 

過去の楽しかったことを思い出す

 

日常生活では決して楽しい事ばかりではなく、辛い思いや気持ちが沈んでしまうような事もあります。しかし目の前の事に集中していく為には、即座に気持ちを切り替えていく必要があります。

 

簡単に気持ちを切り替えていく方法に、楽しかったことを思い出すというのがあります。辛い時に楽しかった出来事を思い出すだけで、少し気持ちは和らいで、気持ちを切り替える事ができます。

 

この時に大事なのは、曖昧にいくつかを思い出すのではなく、「何が楽しかったのか、なぜ楽しかったのか」という事を明確にし、また10個ほど挙げてみましょう。

 

これは感情系統を鍛えるトレーニングになります。なぜかというと「過去の記憶を思い出す」ことは、楽しかった感情を再現する事ですから、その再現のプロセスが感情系統に刺激を与えるというわけです。当時の感情が新たな形で刷り込まれるため、感情の記憶が強化されるのです。

 

自分をほめちぎる

 

何をやっても上手くいかない時は、気持ちもどんどん後ろ向きとなります。しかし気持ちがあまりにも後ろ向きになっていると、いざという場面でも諦めの気持ちが前面に出て、普段なら上手くいくことも失敗してしまいます。

 

そうなるとますます気持ちは沈み、マイナス感情を生み出し続ける負のスパイラルに陥ります。ここまでいってしまうと、立ち直るのに非常に厄介です。ですからこの悪循環に陥らないための早急なケアが必要となります。

 

その最もな有効手段とは言葉に出して「自分をほめる」という事です。落ち込んだ時には、とにかく自分で自分の事を言葉に出してほめましょう。内容は些細な事でも構いません。例えば「道で10円拾ったので交番に届けた」「自分の○○な部分がステキ」とかでもいいわけです。

 

そして更にこの効果を高めるための方法として、「自分で自分をほめたいと思う事」を書き留めていく事です。書き留めておくと、落ち込んだ時にすぐに見ることもできますし、視覚からの情報として脳への効果を高めます。

 

人は他人から褒められると、とても心が嬉しくなるものです。しかし普段中々人には褒められるのは難しい事です。ですからそんな時には、効力は半減するものの、自分で自分をほめるという事でも、感情系統とそこに隣接する思考系統の2つは良い刺激を受け、良い循環を作ります。

 

植物やペットなどに話しかける

 

何かでイライラしている時や辛い事があった時、悲しい事があった時などは、脳が興奮し感情が高ぶっている状態です。

 

このような時に植物やペットに話しかける事によって、興奮していた脳はクールダウンしていきます。しかしこれは同じ人間では、中々そうはいきません。ここでの効果が上がるポイントは、「話しかけても返答がない」という事なんです。

 

悩みがある場合などには、返答が欲しい時もありますが、ペットや観葉植物に話しかけている時というのは、ただ自分の内にある声を出したい時なのです。そういう時に返答は望んでいないので、返答のないものに話しかけるのです。

 

この話しかける行為は、それ自体が感情表現となっており、感情系統を刺激します。また自分の内に溜まっているものを吐き出すので、クールダウンされていくのです。

 


 

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