前頭葉にある思考系機能のトレーニング

スポンサーリンク

思考系は脳全体を引っ張る司令塔!

 

脳内の神経細胞グループの一つ「思考系」は、左脳・右脳それぞれの前頭葉の部分に位置しています。前頭葉は大脳の前方に位置し、思考や意欲、創造力など高度な機能を司る部位です。ですから思考系は「こうなりたい!」と強く望んだり、集中力を強くしたりする機能が詰まっているのです。

 

左脳側にある思考系は、具体的で正確な答えを出すために使われますが、強く働き過ぎると、物事を既存の知識やフレームに当てはめようとする傾向が強くなり、融通が利かないといった事になる可能性があります。

 

右脳側にある思考系は、図形や映像の感想など、明確な答えが無い場合に働きますが、強く働き過ぎると、思考が曖昧ではっきりとした答えを出せない、優柔不断な人になりがちとなります。

 

思考系が発達しやすい職業としては、経営者や学者が挙げられます。思考系はその人の持つビジョン(「勝ちたい」や「儲けたい」など)が強ければ強いほど、その目標を実現するために理解系、聴覚系、視覚系、記憶系の系統に、「必要な情報を得よ」という明確な指示を出します。

 

このように思考系は、五感を司る系統と深いつながりがある為、具体的な指示を与える事で良い情報が次々に集められ、目標実現が近づくというわけです。このような事から脳の司令塔とも呼ばれています。

 

次からは思考系を鍛えるトレーニングをご紹介します。

 

 

1日の目標を20文字以内で立てる

 

思考系のトレーニングで有効的な方法の一つに、「朝出かける前に1日の目標を20文字以内で表現する」というものがあります。

 

なぜこれが思考系のトレーニングになるのかというと、まずその日の目標を立てるにあたり1日のスケジュールを把握し、どの予定を重視すべきか、その予定をどう進めるかについて考えていきます。この一連のシミュレーション作業が、思考系の脳細胞を活性化させていくんです。

 

またなぜ20文字に制約をしているのかというと、文字制限があると、内容を端的に表現するために適切な言葉を選ぼうとします。この言葉を選ぶ作業もまた、思考系の神経細胞を刺激していくのです。

 

一日の目標は難しく考える必要はありません。たとえば「失敗しても必ず最後までやり遂げる」というような感じでもいいわけです。ちなみにこれで18文字です。この程度ならストレスもなく時間もかからず、楽に考えられるのではないでしょうか。

 

徐々に慣れてきたら、もう少し具体性な目標を考えたりしていくと、さらに効果が上がります。いずれにしても考えるのは朝ですから、しっかりとした睡眠を心がけましょう。寝不足だと効果は上がりません。

 

身近な人の長所を挙げる

 

どれだけ親しい人との人間関係でも、一度こじれてしまうと、相手の悪い面しか見れなくなっていくものです。それ自体は仕方のない事かもしれませんが、人に対する見方が一面的となり、相手の特徴を捉えようという努力が、なくなってしまうのは勿体のない事ですし、思考力低下の原因にもなります。

 

そこで夫婦や仲のいい友人、あるいは上司や同僚といった身近な人の長所を3つ挙げるトレーニングをします。このトレーニングで得られる効果は、相手の「人となり」について深く考えられるだけでなく、相手の評価を見直す事で、自分の思考を転換できるようになるという特徴があります。

 

思考転換の技術が身に付けば、感情に流されてしまう事態を最小限に押さえる事ができます。

 

もう一つの特徴としては「3つ」という数字です。普段印象の悪い人であっても数字が決められている事で、無理にでもその数の長所を探そうと思考します。この無理に探し出そうという行為が、思考力を鍛えていくのです。

 

寝る前に必ず3つの事を記録する

 

その日寝る前に必ず「今日したこと」をわずかな時間でも良いので、3つ挙げて振り返りをし記録していくという作業は、思考系に効果があります。

 

やり方としては「今日一番楽しかったこと」「一番大変だったこと」「一番嫌な事」など簡単なテーマを3つ挙げて、「コレはこうだったなぁ」「アレはこうだったなぁ」といった具合に振り返っていきましょう。そうすると「次はこうしよう」という考えを自然にしていきます。これが振り返りと記録です。

 

この振り返りと記憶の作業は、思考系の神経細胞の活性化がされるだけではなく、脳内の記憶の整理にもつながります。

 

毎日10分間の昼寝をする

 

考えが煮詰まった状態で、ひたすら考え続けていても良い案というものは浮かびません。次第に脳が疲れ思考力が低下するのがオチです。このような時には脳を一度リセットし、思考を切り替える必要があります。

 

この思考を上手く切り替える最もシンプルな方法が、10分〜15分間の昼寝です。「寝てしまうとそれまでの流れに戻れない」と考える人もいますが、それは長く寝すぎてしまった場合です。時間を短く区切っての昼寝は、脳をスッキリとさせその後の作業に大きなプラス効果を与えます。

 

またいつもイライラしていたり、緊張状態の続いている人というのは、思考の切り替えを上手く出来ていない人です。脳の血圧が上がったままとなっており、不眠を招き思考力の低下を起こします。

 

ですから毎日軽い昼寝を取り入れることで、脳の血圧を下げ脳のON・OFFを意識的に切り替えていきましょう。

 

他人の行動に合わせてみる

 

私たちの普段の行動パターンというのは、自分に合った行動パターンの繰り返しであると思います。しかしそれはつまり、毎日同じ脳の部分を使った思考をしているという事。これはあまり良い事ではありません。

 

毎日同じ部分の系統を使っていると、その部分にひどく負担がかかり、疲労し思考力が低下していきます。ですからたまに他人の予定に合わせる、あるいは決めてもらうなどして、その通りの行動を取ってみる事をお勧めします。

 

他人の予定に合わせたり決めてもらうなどして、その行動を取っていくという事は、自分では絶対に選択しないような場所に行ったり、予想もしなかった行動があったりと意外な事の連続です。

 

しかしその意外性が、普段眠っている脳細胞を刺激して、思考系の脳の働きを高めていく事に繋がっていきます。

 

自分とは逆の意見に耳を傾ける

 

仕事の場などで「自分はこう思う」という意見を出すと、「それはどうだろう」という意見が、必ずといっていいほどあると思います。これは当然のことで、自分と同じ思考を持つ人間は、1人としていないのだから仕方のない事なんです。

 

ですが逆の意見だからといって、力でねじ伏せてしまうような行為は愚かな人間のやる事です。また自分の意見に固執してしまっていると、視野も狭くなり思考の低下を招きます。

 

しかしあえて正反対の意見に耳を傾け客観的に捉えていく事で、視野が広がり自分の意見を別角度から見る事ができ、結果として良い答えを導き出すという事はよくある事です。

 

このように反対意見に対し反発するのではなく、自分の意見との違いを考えていく事によって、思考系の回路は非常に大きな刺激を受け活発になっていくのです。

 


 

スポンサーリンク