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なぜゴミ屋敷を築き上げてしまうのか?

 

ゴミ屋敷はTVなどでも度々取り上げられ、今や社会問題の一つにも発展しています。ゴミ屋敷は別に現代において、特別なものではなく昔から存在しています。近年メディアで紹介される事が多くなったため、注目を集めたにすぎません。

 

ゴミ屋敷の住人が異常なまでにゴミを収集するという行為は、普通の人にとって到底理解する事は難しく、「何か重大な精神疾患があるからでは?」と思う方もいるでしょう。実際、初めから精神疾患を持った人が起こす場合もあれば、それまで普通に生活をしてきた人が、ゴミ屋敷を築き上げていくという場合など、いくつかのパターンに分けられます。

 

 

普通に生活をしていた人がゴミ屋敷を作りだす原因

 

それまで普通に生活をしていた人が、突然ゴミ屋敷を築き上げてしまうという背景には、『孤独』というストレスが一つの原因となっています。

 

TVなどで色々なゴミ屋敷を見る機会がありますが、見ているとある事に気づくことがあります。それは家主のほとんどが、独り者であり年配者であることです。夫婦や家族でゴミを集めているという光景はあまり見ません。この方たちの多くは、今まで普通に生活をしていたとされる人達です。

 

ある日、何らかの原因(連れとの離婚や他界、親が他界、一家離散など)によって孤独となり、その寂しさや不安という強いストレスから精神に異常をきたすと、モノ(ゴミ)を集めていくという行為に繋がることがあります。多くの人はゴミだという事は認識しており、また迷惑行為であるという事も分かっていますが、いつしか分かっていてもやめられなくなっているのです。

 

ゴミを集める事でどのように寂しさが埋まるのか?

実際、ゴミを集めたところで心の寂しさは埋まりません。しかし集める行為を続けていくうちに、モノ(ゴミ)に囲まれることで安心するという間違った心理状態に変化していき、その依存度も高くなる傾向があります。

 

またモノ(ゴミ)を集める事で周囲(近隣住民など)から注目が集まり、それで寂しさを紛らわせるといった間違った思考状態の人もいます。

 

 

強いストレスは精神を不安定にさせる

それまで身内や家族がいた人にとって、突然の孤独はとても強いストレスとなります。寂しさはもちろんの事、独りとなった事への不安などに精神が耐えられなくなり、どんどん不安定な状態となって、やがてまともな思考を保てなくなります。

 

強いストレスが加わると、以前は明るくて人間関係も良好だった人が突然、人間不信になったり、閉鎖的な思考に変わってしまう事があります。また酷くなると本人も気づかないうちに、「鬱」や「統合失調症」などの精神疾患を患ってしまいます。

 

ストレスによる脳への影響

人間は常に何らかのストレスを受けていますが、通常はある程度のストレス耐性と適度な発散によってストレスを軽減させています。しかし過度なストレス状態が続いていくと、ストレス耐性は脆くなり発散も追いつかなくなります。次第にストレスばかりがどんどん溜まり、いつしか精神は不安定となります。

 

また通常の状態であっても、強いストレスをまともに受けた時などは、脳はまともにストレスの影響を受け正常に機能しなくなり思考も低下していきます。

 

ストレス耐性と性格

ストレス耐性は元々持っている性格が大きく左右し、明るく前向きな人はストレスに強く、内向的でネガティブな面が多い方は、ストレスに対して弱い傾向があります。しかし例え明るく前向きで素直な人であっても、大きなストレスによって対処できずに、180度変わってしまうという事もあります。

 

ストレスによってうつ病や統合失調症などを患ってしまうと片付けられなくなる?

精神病を患う前までは、掃除や洗濯もしっかりとこなすキレイ好きだったのに、突然やらなくなった、あるいは出来なくなったという事はよくあります。
ストレスによって精神に異常をきたし、脳の機能が著しく低下してしまう事が原因で、今までできていたことが出来なくなってしまったり、何もかも面倒と感じてやらなくなってしまったりします。次第に汚れやゴミが増えていくことに何も感じなくなります。

 

 

その他のゴミ屋敷になりやすい原因

片付けが出来ない、だらしない、汚いのが平気な人

 

片付けが出来ないという人や苦手だという人は、どこからかゴミを集めてくるわけではないのですが、日々の片付けが出来ないために、必然的にゴミが増えてしまいゴミ部屋となる傾向が強いです。またゴミがあったり散らかっていても、全く平気だという思考があり、本人もそれが普通だと思っていますが、基本的にだらしがない人の特徴です。

 

このような人は親の教育や環境などの影響を受けている場合もありますが、家がキレイで親がしっかりと片づける人であっても、本人は片付けないというケースがあります。この場合、「片付ける・キレイ」という概念そのものがない脳機能の発達障害であると考えられています。

 

ゴミをゴミだと思っていない場合

 

ゴミをゴミだとは思わずに集めていく人もいます。壊れた家電などを集めて直して使用したり、売るなどをするならばまだ良いのですが、明らかにゴミ以外の何物でもないものを、ゴミだとは思わずに集めるだけの人というのは非常に厄介です。

 

後者の場合は、ゴミをゴミだと認識できない脳の機能障害がある場合もあります。また前者であっても、散らかっていても平気という思考を併用している場合は、自分の作業ペース以上にモノばかりが増え続けていきます。

 

何でも集めるという事が好きな場合

 

単純に何でも集める事が好きというケースがあります。いわゆる収集癖ともいい一種のコレクターと言えなくもないですが、コレクターは集める対象物へのこだわりがありますが、このケースの場合は、集めるモノへの執着は特に無く集める事に執着しています。ですから対象物が例えゴミでも構うことなく集めていきす。

 

収集癖がある人は意外に多く、自分でも何で集めているのか分からないという人もいます。収集癖は心理的な面が大きく作用しており、寂しさや競争本能、強迫観念などから行動を起こしていると考えられています。

 

収集癖のある方は、自制が効かず辞められない事が多く、何かのきっかけにゴミ屋敷に変貌してしまう恐れもあり要注意です。

 

誰でもゴミ屋敷を築き上げてしまう可能性がある

 

ゴミ屋敷を築き上げてしまう原因には様々とあり、ストレスなどによって不安定な精神状態から精神疾患を患い、ゴミを集めるという行動に進んでしまう場合や、ストレスとは全く関係なく、「元々片付けられない、あるいは集める事をやめられない、汚くても平気だ」いう何らかの脳の機能障害が原因である場合などがあります。

 

ストレスが元となっている人の場合、精神的に不安定となり閉鎖的な思考になっている事から、「コミュニケーションを嫌う」「悪いと分かっていても辞められない辞めない」「偏屈、意固地」「他人を信用しなくなる」「周囲の嫌がる事が楽しい」「自分だけが不幸と強く感じている」など、共通の特徴が多く見られます。

 

しかし根底には寂しさや不安、助けてほしいといった気持ちも持っており、それを素直に出せないが為の行動ともいえます。

 

このようなゴミ屋敷への変貌はいつ誰がなってもおかしいことではなく、このサイトを見ているあなたも、あなたの知っている人も同じようになる可能性は十分にあります。それだけ人間はストレス(特に1度に来る強いストレス)には脆いのです。

 


 

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