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想像、妄想、空想、夢想、幻想、理想・・・それぞれの違いはなに?

 

想像、妄想、空想、幻想、夢想』などの言葉は、よく使われる言葉です。しかし実際それぞれの意味というのは、どのくらい理解しているでしょうか?それぞれに「想」という漢字も使われている事から、何となく似たような意味なのかなとも思ったりもしますよね。ここではそれぞれの違いについてまとめてみました。

 

 

「想」と「思」の違い

まずそれぞれの違いの前に、「想」という漢字と「思」という漢字の意味についてです。

 

どちらも「おもう」というのは同じなのですが、「想」「思」での違いは簡単に説明すると「心でおもう」のか、「頭でおもう」のかの違いです。

 

「想」は心でおもった事、「思」は頭でおもった事という位置づけですが、「心」というもの自体が非常に曖昧な存在であるので、明確に分ける事は出来ません。

 

「想」

<音読み>ソウ、ソ <訓読み>おもい、おもう

 

この字の意味には2つあり、ひとつは「心に思い浮かべる。おもう。おもい。考え。」、もう一つは「まだできていない作品などに関する具体的なイメージ」とされ、こちらの「想」は、心でおもった事に対して使われます。

 

「思」

<音読み>シ、<訓読み>おもう

 

意味としては、「こまごまと考える。おもいめぐらす。おもう。おもい。」などです。こちらの「思」は、頭でおもった事に対して使われます。

 

想像とはどういう事だろう?

 

想像とは「実際には経験していない事柄などを推し量ること」、また「現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと」という定義をされています。

 

例えば遺跡などから昔の人の生活などを「こうだったのではないか?」というように、実際にはわからない事だけれど、全く現実味が無いわけでもない推測をしたり、また1億円が当たったら「こういうものを買おう、こういうことしたい」というように、現実では無いけれど有ったらと仮定して思い描く事です。

 

想像は現実味がありそうなことも現実味がなさそうな事も、全てを思い描くことが出来るという事です。

 

 

妄想とはどういう事だろう?

 

妄想にはいくつかの意味がありますが、そもそも妄想の「妄」という意味は「道理が分からない、筋道が無い、でたらめ」などの意味が根底にあります。

 

妄想は全く何の根拠もないのに想像したことが、「あたかも現実に起こっている」あるいは「起こる」という事を強く思っていて、そこに囚われて抜け出せなくなっている状況です。妄想は危険的な想像であり、重度の精神病の症状としてよくみられています。

 

妄想の意味

@根拠もなくあれこれと想像すること。またその想像。

 

Aとらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。またその誤った考え。妄念。邪念。

 

B根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。

 

空想とはどういう事だろう?

 

空想とは現実にはありえそうもないことを心に思い描く、または想像しているという定義です。空想と同じような性質に幻想(ファンタジー)があります。

 

空想は現実世界ではありえない事に対し、強い憧れや興味をもって想像していますが、想像する人はしっかりと現実世界の事も分かっています。小節や映画などの物語を作る場合には、この空想というのが重要になっていきます。

 

幻想とはどういう事だろう?

 

幻想とは現実には存在しないであろう幻(まぼろし)に心が惑わされたり、またその幻影を追いかけたり、存在さえ疑わしい事柄に強く心寄せることです。

 

空想とほぼ意味は同じなのですが、『霊、神、悪魔、UMA』などの「見た事は無いけれど、もしかしたらいるかもしれない」という、不透明な存在のモノを強く追い求めて想像しており、しばしば現実と幻想の世界を混ぜてしまう事があります。

 

 

夢想とはどういう事だろう?

 

夢想とは夢のようにあてもなく思い馳せることや、将来の夢や希望に胸を躍らせるという定義をされており、自分の理想を常に想像(追求)しています。しかしその理想が、とても現実的では無かったりする場合がほとんどなのですが、本人にとっては例え現実的ではなくても、「居心地が良い思い」であるわけです。

 

夢想は妄想や幻想よりも、わりと現実に近い想像であり、想像する人も現実との区別もしっかりわかっているという場合が多いです。

 

理想とはどういう事だろう?

 

理想とは「人が心に描き求め続ける」「それ以上望むところのない完全なもの」、「そうあってほしい」と思う最高の状態であること。又は理性によって考えうる最も完全な状態であり、実現したいと願う最善の目標あるいは状態のことです。

 

理想は今までの「○想」とは一線を引いたものであるといえます。現実世界において自身が求めている最高の状態であり、それぞれの「○想」のようにフワフワとしたものでもありません。理性の上での想像なので、現実味が非常に高いものと言えます。

 

想像から始まりそれぞれに想いを膨らませ、そこからより現実に近く叶えられそうな想像に進化したのが、理想という形になるのではないかと思います。

 

想像は全ての「○想」の原点

想像というのは全ての「○想」の原点(基礎)であるといえます。

 

想像から全て始まり、それぞれの思想が生まれていくわけですが、想像過程において様々な知識や経験の有無、現実世界と区別出来る「理性が機能しているか」などによって様々な「○想」に変化してきます。

 

いずれも言葉が違えど、想像から派生しているものなので、その性質も似ており紙一重的なところは否めません。

 


 

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