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他人の影響を受けやすいHSPって何だろう?

 

人間は、一人一人考え方も感じ方も違います。物事を何でもポジティブに捉える人もいれば、逆にネガティブに捉えてしまう人もいます。

 

しかしプラス思考やマイナス思考といった事とは関係なく、傷つきやすかったり、疲れやすかったり、敏感であったり、繊細であったりと、様々な事を他の人よりも強く感じてしまう人がいます。またこのような人は、相手の「表面には出てこない考えている事」が分かってしまうという事がよくあり、その事で他の人よりも酷くストレスを感じてしまうこともあります。

 

誰かに相談しても、「そんなバカなことない」「あなたの妄想」「考えすぎ」などと信用されず、軽くあしらわれることもよくあり、自分でも「精神的な病気なのか?それともオカルト的な事なのか?」と心配になり、深く傷つき、やがて殻に閉じこもってしまうという事もあります。

 

このような悩みを持つ方は、もしかすると『HSP』なのかもしれません。

 

 

HSPっていうのは一体どんな事?

 

HSPとは「Highly Sensitive Persons」といい、日本語訳では「敏感過ぎる人」といわれています。アメリカの心理学者エレイン・N.アーロン博士が、2000年に提唱した新しい概念であり、世界の人口の約10%〜20%は、このHSPではないかと言われています。中でも日本人は特に多いと言われています。

 

医学的には「過敏性症候群」(敏感さが原因で様々な症状があらわれる体質)という言い方もされていますが、正式名ではありません。

 

正式ではないためにはっきりと「病気だ」ともいえない所なのですが、何らかの障害ではないかと考えられています。全てが曖昧になっているのは、HSP自体が、まだ研究段階である為です。

 

しかしながらHSPは「全ての生物に存在する」と、生物学者たちも言っており、悲観したり特殊な病気というわけではないようです。

 

HSPを発症しやすい人

HSPは誰の中にも存在しているとされていますが、全ての人がその症状を発症するわけではありません。元々性格的に繊細な人というのは、感受性も高い方であるので、HSPを発症しやすいと言われています。

 

HSPの診断テスト項目

◆周囲の環境の変化に気が付きやすい 
◆他人の気分に左右されやすい 
◆痛みに敏感 
◆忙しさが続くと、自分だけのリラックスした場所にこもりたくなる 
◆カフェインへの反応が強い 
◆明るい光や強いにおい、布地のザラザラ感、大きな音などが苦手 
◆空想に浸るのが好き 
◆アートや音楽が好き 
◆良心的な性格 
◆すぐにびっくりしてしまう 
◆短期間に多くのことをするのが苦手 
◆他人が不快な気分になっている事に気付きやすい 
◆他人が不快な気分の時に、どうすれば気分を快適にすればいいかがすぐにわかる 
◆ミスや忘れ物に気を配る 
◆一度にたくさんの事を頼まれるのが苦手 
◆暴力的な映画、ドラマなどを見るのが苦手 
◆おなかがすくと、体調や気分が不調になる 
◆生活環境の変化が苦手 
◆仕事での競争や、人に見られていると緊張して実力が発揮できない 
◆子ども時代に周囲の大人から「内気」「敏感」と言われていた事がある

 

※上記の質問で8個以上当てはまる人は、HSPの可能性があります。また2〜3個の項目しか当てはまらなかったという方でも、極端に強くその傾向を感じるようならHSPの疑いがあります。

 

HSPの具体的な症状は?

 

HSPはその名の通り、全てにおいて”敏感過ぎる人”であるとされています。通常の人よりも感受性が強く、繊細な神経を持つため、神経が高ぶりやすく敏感になっていると考えられています。

 

感受性が強いと、自分を取り巻く環境のちょっとした変化にもすぐ気づいてしまいます。例えば通常であれば、気にしないような音や光、ニオイの変化を敏感に察知したり、他人の気分の状態まで分かってしまうなどです。

 

自分でも意識しているわけではないのに、勝手に感じ取ってしまうので、非常に疲れやすくなります。

 

 

HSPになる原因は?

 

HSPの原因は、まだ研究段階であり分かってはいません。ただ一説によると、通常、人間は外界を察知するために「触覚、視覚、味覚、聴覚、嗅覚」の五感を用いているのですが、HSPの人は、第六感と呼ばれる超感覚が、働いているのではないかといも言われています。

 

第六感というと、スピリチュアルやオカルト的なイメージを持ってしまいますが、昔から第六感に関しては、学者の間でも研究を行われてきており、乱暴に「そんなものはない」とは言いきれないものです。

 

第六感と言われる根拠は?

HSPがなぜ、「第六感が働いているのではないか」と、考えられているのは、「他人の気分の状態が分かる」という部分です。

 

通常だと相手の表情やしぐさ、言葉、行動などから、「機嫌が悪い」「機嫌が良い」などの判断が出来ますが、HSPの人というのは、そういう所で判断するのではなく、感覚的に察知する事ができ、また何を考えているのかも分かるとのことです。

 

HSPであるが故の悩みと社会的な立場

 

HSPは感受性が強いために、通常の人よりもストレスを溜めやすく、また傷つきやすいです。その特性から、誤解を受けやすい面も多々あり、「卑屈、恥ずかしがりで内気、神経質」などと悪く言われることもあります。

 

まだ社会的に認知されている障害ともいえず、相談する機関も少なく、オカルトやスピリチュアル的な側面で捉えてしまう人もおり、本人がその事で本当に悩んでいる事を、理解されない傾向もあります。

 

そういった面から、社会の中で「生きづらい」と思う人も多くいます。

 

HSPは他の人よりも優れている

 

HSPだからと言って、デメリットばかりではありません。HSPの人は、その感受性の高さから、他の人よりも優れている部分もたくさんあります。

 

全体を見渡す能力が高く、他の人が気づけない部分も気づくことができるので、脳がより深く情報を処理し、それについて深く考える事が出来ます。

 

そのため異変や異常に対しての、的確な警告、偏りがちな社会へのバランス修正などといった、様々な役目を担える資質を備えています。また人の思いや考え、無意識で思っていることなどが、肌感覚で分かるので共感力や創造力も高いです。

 

歴史上における偉大な人物たちの多くに、HSPであったとする研究結果もあります。音楽や芸術面、作家、研究者などの分野において大きな力を発揮するとされています。

 

HSPと共に生きるために

 

HSPはまだまだ分からない事も多く、その特性からストレスを感じやすいのも事実です。しかし自分はHSPだからといって悲観などせず、すぐれた才能であると理解し、自分らしく生きていくことが何よりも大事な事です。

 


 

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